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曽我和弘
著者のコラム一覧
曽我和弘

大学卒業後、ゴルフ雑誌や米国医学雑誌の編集を経て、あまから手帖社に入社。一貫して雑誌畑を歩む。99年にクリエイターズ・ファクトリーを設立。食分野を中心に取材・執筆のほか、食文化の継承や食の流行を作ったりと多方面で活躍。JR大阪駅構内などの飲食店もプロデュース。駅ナカビジネスの仕掛け人とも呼ばれる。現在は大阪樟蔭女子大で講師も務め、関西食文化研究会座長でもある。

ラウンジ&ダイニング ピア(元町)ユニークなフラッペ

 暑くなると恋しいのがかき氷。最近はかき氷も並んでまで食べるという風潮が出てきた。そんなブームを背景にしたわけではないが、毎年夏が来るとフラッペに注力しているというのが神戸メリケンパークオリエンタルホテル内の「ピア」である。ここの特徴はフレンチのシェフが作る点。技術力の高い料理長・岸本達哉さんがユニークなフラッペを今年も考案している。そのひとつがクレームブリュレフラッペ(1200円)で、これは一見パフェのような仕様。グラスに下からプリン、かき氷(周りにはチョコレートを塗っている)、カスタードで層を作り、チョコレートアイスとフィアンティーヌで彩る。クレームブリュレと題しているようにカソナードをあぶって仕上げるのだ。氷なのに、あぶる作業が入るのが画期的で新進気鋭のシェフの発想力がうかがえる。

 マンゴーフラッペ(1400円=写真右)は、人気果物マンゴーをたっぷり使ったもの。下からブランマンジェ、黄色、白色、黄色と層ができるようにかき氷がのせられ、その上にはマンゴーとココナッツのメレンゲが配されている。そのうち黄色いものはマンゴーのかき氷で、台湾風にふわふわになるように特別なかき氷機で作っているものだ。そして全体的にココナッツのソースがかけられている。「ふわふわのかき氷とシャリシャリしたかき氷の食感の違いが面白い。ココナッツの味とマンゴーがよく合うんです」と岸本料理長。秀逸なのは2つとも底にプリンやブランマンジェが敷かれていること。かき氷はどうしても溶けると、底は汁気味になるのだが、これはそれらがあるために最後まで味を堪能できる。  

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