ねこじゃらし川村社長 文芸評論家の父の悪影響で本嫌いに

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 訪ねたのは、DMZと名付けられたオフィスの多目的空間。非武装地帯(demilitarized zone)の略で、打ち合わせや商談に忙しい社員がいる一方、実にけしからんことにウトウトしている社員までいる。社名の「ねこじゃらし」といい、なんともフザケタ会社だ。だが、社長の川村ミサキさん(40)は「別にここでは何をしてもいいのです」と意に介さない。

 川村さんは根っからのエンジニア。イラストや音楽をネット経由でやりとりできるファイル共有サービスや、企業向けクラウドバックアップサービスなどを手掛ける。

 父親はなんと、毎日新聞で長く連載を続け、法政大学国際文化学部教授などを歴任した文芸評論家の川村湊さん(67)だ。

「幼い頃、『この人は一体何をやっているのだろう?』と不思議でした。一日中、家にいて、ずっと本ばかり読んでいる。月の本代は50万~100万円。家は数万冊の本であふれ、ついには自宅だけでは収納しきれず、庭にプレハブの保管庫まで造ってしまった。父は本にしか興味がなく、ディズニーランドへ連れていってもらったこともなければ、家族旅行もいつも母と弟の3人でした」

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