京王プラザホテル社長・山本護氏 お気に入りは横山秀夫

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「ずっと下町育ちなんで、やっぱり人情モノが好きですね。それと母親が美容室をやっていたので、小学校のころから『どてらい男』や『細うで繁盛記』(原作は『銭の花』)など、知恵を出して頑張って商売をやっていく話が大好きでした」

 関西育ちの母親は、東京の下町で美容室をやっていた。幼いころの山本少年は、その影響を強く受けていたという。

「見習も含めた従業員が鉄砲洲(現在の中央区湊)にあった自宅に住み込みで働いていたんです。彼らは毎朝掃除と食事を済ませたあと、歩いて3分のところにあった美容室に出勤するのです。昼食は、祖母が用意していました。それをみんなが食べているころ、僕が学校から帰ってくるわけです。昔ながらの働き方で、今じゃ考えられないですよね」

 そんな経験を持っているからだろう、まずは富樫倫太郎の「堂島物語」を薦められた。舞台は江戸時代、主人公は大坂の堂島にある米問屋に住み込みで入り、丁稚として働き始める。その後もずっと苦労の連続だが、心温まる人たちに囲まれて成長していく物語だ。

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