飲食109店舗を展開 ドリームリンク・村上雅彦さんの巻<2>
なかや寿司(東京・飯田橋)
お寿司屋さんは、2つのタイプがあると思うんですよ。修業に修業を重ねた大将がお任せのみのコースで勝負する店。もう1つは、一人一人のお客さんの好みに合わせて臨機応変な対応で、お客さんの満足度を重視する店。その点でいうと、なかやさんは、後者だと思います。
夜は、コースが7000円からで、日本酒が1合900円から。7000円のコースが十分おいしいので、ちょっと飲み過ぎたかなというときで、1万円を超える程度の料金です。お酒をそんなに飲まなければ、1万円で済むこともあります。東京のお寿司屋さんとしては、安くてコストパフォーマンスが高い。
■もなかの皮にアンキモが
だからといって、手抜きは一切ありません。しっかりと勉強された大将が江戸前のお寿司を握ってくれます。それでいて、遊びもあるんです。たとえば、冬にお邪魔したときは、もなかのようなものを出していただいて、その皮を開けると、何とアンキモでした。実力と技がなければ、このような提供の仕方はできませんよね。