空腹に泣く赤ちゃんを見かね…お乳を与えた女性警官に喝采
病院に運び込まれた、おなかを空かせた赤ちゃんを放っておけず、自らの母乳を与え……アルゼンチンの女性警察官の愛情あふれる行為が共感を呼び、話題になっている。
地元テレビ局クロニカ(16日付電子版)などによると、ブエノスアイレス市警のセレステ・アヤラ巡査(写真)は8月15日、同市郊外のベリソにある「修道女マリア・ルドビカ小児病院」を警備する任務に就いていた。
すると、どこかから赤ちゃんの激しい泣き声が。泣き声の方に走っていくと、別の警察官が赤ちゃんを運び込んでいた。
汚れて異臭を放っていたその赤ちゃんは、明らかに空腹の様子。指をしゃぶっていた。病院のスタッフらは、他の患者の対応に手いっぱい。赤ちゃんの面倒を見ることができなかったため、セレステさんは、病院の許可を取り、その場で胸をはだけて自らの母乳を与えた。おなかが満たされ、彼女に優しくあやされた赤ちゃんは、すぐに泣きやんだという。
その赤ちゃんはシングルマザーが育てる6人きょうだいの1人で、家庭は極めて貧しい状況にあるという。