高須基仁さん<1>プラレールを大ヒットさせた“逆転の発想”

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 ヘアヌード全盛期、“脱がせ屋”の異名を取った高須さん。時に過激な言動から好戦的にもみられるが、普段は物腰柔らかな人物だ。玩具メーカーのトミー社員時代は、「トミカ」「プラレール」などの大ヒット商品を世に送り出している。

「写真は、江古田の4畳半一間のアパートで写したもの。中央大学1年の頃のものです」

 新橋の出版社で会った高須さん、まずはこう言った。背後には中大「白門祭」のポスター。この頃はまだ70年安保闘争の夜明け前だったことがうかがえる。

「父親は12人きょうだいの9番目。婿養子として母の実家のある掛川市に来て、私はそこで18歳まで育ちました。掛川は遠州灘に面した交通の要衝であり、旧市街は商人としての気風が強かった。親の教育意識も高く、二宮尊徳の『至誠』『勤労』『分度』『推譲』の報徳の教えは、幼い子供たちにまで浸透しています。私も三つ子の魂で、積小為大という勤労の教えは今も身に染み込んでいて、だからこそ今も働きづめなのでしょうね」

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