【沼袋編】銭湯のある昭和な路地をひとり彷徨った揚げ句…

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 近ごろは江東区など城東地区が話題だが、城西も渋~い飲み屋は多い。今回は西武新宿線の沼袋(中野区)に突撃!

 駅北口改札を出ると、目の前の広場は工事中。踏切と反対側の斜め右後方の路地へ。すぐ左手に伸びる飲み屋街へ入った。個人経営の赤提灯が多く、通りの中ほどには銭湯も。典型的な昭和の飲んべえ横町だ。

 まず気になったのは、銭湯脇の「ホルモン」と書かれた暖簾の店。サッシ越しに、整然と並んで座る男たちの背中が見える。カウンター上には、それぞれウイスキーの角ビンが。角ハイボール酒場か? 入ってみる。

 カウンターに座り、メニューを見たはいいが、それらしきものはない。ただ、目の前の客のビンを見るとラベルが剥がされている。つまり中身はもしや……。

 焼酎を頼むと、案の定、角ビンが一緒に出てきた。そう、下町名物の“シロップ”だ。戦後、粗悪な焼酎を飲みやすくするために混ぜた梅シロップがルーツで、独自に調合している店も多い。炭酸で割ったモノがいま人気の下町ハイボールだが、今回はコップになみなみとつがれた生(き)の焼酎に、シロップを垂らしてグイッーー。くう、きくぅ!

 もつ焼きは、ハツ、チレ、アブラなど通好みの部位が揃って1本120円。いろいろ食べて飲んで会計は1570円ナリ。

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