配偶者居住権という“アメ”と相続税減免縮小という“ムチ”

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 相続法が約40年ぶりに大改正された。目玉のひとつが「配偶者居住権」の創設。家の名義を持つ人が亡くなった場合、その配偶者は自分が亡くなるまでその家に住み続けることができる。一見、配偶者が保護されているように思えるが、税金の負担は別物だ。

■磯野家ではカツオが固定資産税を払う?

 漫画「サザエさん」の磯野家を例にとってみよう。磯野家は世田谷区に推定70坪の土地を所有しており、評価額は時価1億5000万円程度とされる。

 家主の波平さんが亡くなった場合、配偶者であるフネさんが家を相続すると、最低1億6000万円の「配偶者の税額軽減の特例」や土地評価額が8割オフの「小規模宅地等の特例」で相続税はほぼかからない。都会では、節税のために、このように配偶者が相続するのが一般的だ。

 ただし、漫画のストーリー上はあり得ないが、すでに独立したカツオやワカメとフネさんが折り合いが悪く、自宅売却を前提に財産分与を要求されたらどうか? フネさんは「配偶者居住権」を行使して家に住み続けるが……。

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