鈴木美穂さん<6>職場復帰するもフルで働けず再発にも…

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 抗がん剤治療を終えて12月に職場復帰できるはずだったが、体は思うように動いてくれなかった。更年期障害のような症状が出て集中力が続かなかったり、電車に乗るだけで疲れたり。なんとか仕事に戻れたのは、年が明けてからだった。

「最初はフルタイムで働くことができなくて、10時に出社して14時に帰宅する短時間勤務から始めさせてもらいました。これを2週間やったら次は2時間延長して、という具合に、少しずつ体を慣れさせていったんです」

 立場は社会部の遊軍。本社の報道フロアでテロップを書いて出したり、1~2時間で確実に終わる省庁の会見に出たりして過ごした。

 入社4年目を迎える頃だ。同期はいろんな現場で活躍し、どんどん経験を積んでいる。1人だけ取り残された気分だった。

「会社に行くだけで精いっぱいでしたから、突発的に大きなニュースが起きても、現場に行くことはできませんでした。事態が収束していないのに、『体力の限界です』と離れることは許されませんからね。早くどこにでも飛んで行ける体に戻りたい、少しでも病人っぽく見られないようになりたいって思っていました。ただ実際は、決められた時間内の仕事をこなすのがやっとでした。無理をしたらまた何かあるかもしれないって、再発にもおびえていました」

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