夫が61歳直前に脳梗塞で倒れ退職 障害年金を受給中だが…
【O家の現状】夫(62歳)は、定年退職後、継続雇用で働いていたが、61歳直前に脳梗塞を発症。左半身にマヒが残ったため退職。現在は杖歩行が可能になったが、これ以上回復の見込みがないと判断され、障害年金2級を受給中。妻(64歳)は、夫のサポートのためパートをやめ、この1年余り無収入。貯蓄額は2000万円。
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Oさんは、障害基礎年金、障害厚生年金を合わせ、年間で200万円強の障害年金を受給しています。貯蓄は夫が病に倒れ、障害年金を受給するまでに約2000万円に減ってしまいました。老後の生活に不安を感じたOさんの奥さんが相談にやってきました。
今は週に2回ほどの訪問リハビリとヘルパーが来ること、月に1度定期受診があることで、介護医療費は膨らみ気味です。加えて、奥さんは家事をする時間がうまくつくれず、食事は宅配弁当に頼っています。夫婦2人そろって、家の中で過ごす時間が非常に長い状況でストレスを感じているとか。