著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

首相ゼロが開成高唯一の悩み…“群れたがる”御三家の連帯感

公開日: 更新日:

「進学校としては押しも押されぬ地位を築いているとは思いますが、麻布や武蔵にはまだ勝てない部分がある」と悔しそうな顔を見せるのは開成高(東京・荒川区)のOB。 麻布、武蔵とともに、東京の私立中高一貫男子校の御三家に数えられる名門進学校の開成。1982年以来38年連続で東大合格者数トップという空前の記録を更新中で、他の2校を圧倒している。

 政財界にも数多くの卒業生を送り出している開成だが、一つだけ、麻布と武蔵に負けている点がある。麻布は橋本龍太郎福田康夫、武蔵は宮澤喜一と首相を輩出しているのに、開成からは一人もいないのだ。「我が校から首相を誕生させることは多くの同窓生の悲願なのです」とOBは話す。

「今、最大のチャンスが訪れている」と力強く語るのは同窓会中央組織「開成会」の幹部の一人。そのワケとは、ポスト安倍の一番手と目されていた菅義偉官房長官が側近たちの相次ぐ不祥事で、その座から転落しかけていること。代わって一番手に近づいたのが、かつて最有力候補だった岸田文雄政調会長だ。開成高を1976年に卒業している。

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