著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

首相ゼロが開成高唯一の悩み…“群れたがる”御三家の連帯感

公開日: 更新日:

「卒業生同士が会うと必ずといっていいほど、棒倒しの話題になる。勝ったほうは何十年たっても自慢するし、負けたほうは悔しさを露わにするのです」(OB)

 開成の生徒は頭脳派であると同時に、意外にも肉体派でもあるのだ。高校野球でも、開成が話題になったことがある。最弱と揶揄されながら、開成野球部は05年の東東京予選で5回戦(ベスト16)に進出。07年と12年にも4回戦に進出している。

 この開成野球部の奮闘ぶりを描いたドラマもつくられている。15年に日本テレビ系で放送された「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望」(11回連続)だ。主演の監督兼教諭を演じたのは先日、結婚を発表した嵐の二宮和也(36)。ドラマでの学校名は小田原城徳高校になっていたが、内容はほぼ実話通り。ユニークな戦いぶりが再現され、話題を呼んだ。

「開成の生徒たちの結束が描かれ、毎回欠かさず見ていた」と振り返るOB。「結束力という意味では、我が校にはもうひとつ忘れてはならないイベントがある」と話す。毎年4月の中旬~下旬に開かれるボートレース「附属対開成」だ。附属とは筑波大附属高のこと。1920年から続く定期戦だ。

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