奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「怖い中国食品、不気味なアメリカ食品」(講談社文庫)がある。

知らずに大量に食べている遺伝子組み換え穀物の危ない事実

公開日: 更新日:

 前回は、危ない遺伝子組み換え(GM)作物がなぜ生まれたのか、その経緯を書いた。別に遺伝子なんて組み換えなくても、従来の大豆やトウモロコシで十分なのに、なぜみんなが不安になるようなGM作物なんて作ったのかと思うかもしれない。

 それには米国の企業風土が大きく影響している。企業利益至上主義の米国では、作物以外の雑草をぜんぶ枯らし、害虫を寄せ付けないGM作物は、生産量も上がって効率的だし、大規模栽培に便利だからである。だから反対意見があっても、大規模農家はそれに目もくれずに普及させた。いまや米国は、GM大豆の作付面積が94%、GMトウモロコシは92%と、勝利を目前にしている。

 日本は、穀物としてのトウモロコシはほぼ全量輸入だ。年間1600万トン。このうち9割をアメリカに依存し、ほとんどが遺伝子組み換えだ。65%が家畜の飼料で、残りはコーンスターチのほか、コーンフレークや甘味料となって日本人の胃袋に収まる。

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