企業が取り入れ始めた「ニューロマーケティング」って何?
AIなどテクノロジーの著しい進歩。令和2年は「ニューロマーケティング」という言葉に注目が集まりそうだ。脳波などで人の心の動きを測定し、その結果をマーケティングに生かす手法のことで、要は「無意識の見える化」だ。
例えば開発した商品が消費者に好まれるのかを知りたい時、今まではアンケートなど主観的な調査方法しかなかったが、ニューロマーケティングだと、脳波などで無意識下の反応を客観的に把握できるので、より「正直な気持ち」が分かる。
アメリカで15年ほど前に生まれ、日本ではここ数年、取り入れる企業が現れ始めた。例えば「サイゼリヤ」では、脳波測定とアイトラッキングを組み合わせて、客がメニューを決める時の気持ちの動きを計測。より注文しやすいメニューブック作りに役立てる。
「アサヒビール」は缶チューハイのパッケージリニューアルにあたり、人がどの部分に注目し、どう感じているのかをチェック。新デザインの決定に生かした。