<41>注意や指摘をするときは「もったいない」を使う
注意や助言をしたいと思ったとき、「プライドが高そうで言いづらいなぁ~」「言うべきか、いや見過ごすべきか……」と迷いが生じたことはありませんか。「職場で良好な人間関係を保つためには怒らせたくないけど、これだけは言っておかなければいけない」――そんな場面で大活躍する魔法の言葉があります。
「もったいない」
このフレーズを入れるだけで、こちらは言いやすく、相手は受け止めやすくなります。
たとえば、あなたが上司から「君は〇〇をしないほうがいい」「こういうところが悪いから直すべきだよ」なんてストレートに言われたらどうでしょう? 大抵の方は「アドバイスありがとうございます」と頭を下げつつも、内心ではムッとするはずです。
改善すべき欠点を他人にズバリ指摘されるのは、あまり気持ちのよいものではありませんよね。特に年配の男性や役職が付いている方々はプライドが邪魔をして、目下の人からの指摘に対して素直に耳を貸せません。それどころか、「失礼だな、けしからん!」と怒りに火が付いてしまうこともあります。