藤田崇義
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藤田崇義

1974年、京都市出身。中1で“乗り鉄”に開眼し日本中の鉄道を乗り歩く。高2のとき当時の“JR全線完乗”を達成。以後、海外の鉄道へ関心を移す。現在、国内鉄道全線完乗に挑戦中。

【京王線の芦花公園】徳富蘆花とトルストイに敬意を表して

公開日: 更新日:

 私はバックパッカーといわれる旅の手法で海外の鉄道を乗り歩くのを常としている。このバックパッカーの先達に挙げられるのが徳富蘆花で、特に今なお硝煙臭いパレスチナを経てロシアに住むトルストイに会ってきた話は有名である。

 その折、トルストイに「君は農業で身を立てることはできんのかね」と諭され、一念発起した蘆花が住んだのが千歳村粕谷で、今は蘆花恒春園という公園になっている。

 私も先年、イスタンブールからモスクワまで蘆花と同じような経路で旅をしたので、帰国後、敬意を表すべく京王線芦花公園で下り、恒春園を訪れた。箒目の施された砂利道を踏みしめて園内に入ると蘆花の生涯を扱った記念館、茅葺屋根の旧宅、ちょっと嵐山を彷彿とさせる竹林、そして夫妻が眠る墓等があり、都内にこんな空間があったのかと驚いた。

 なお、入口近くには紅梅の林があり、これはこれで見事なものである。今年も梅見の季節、「京王の定期があるから下りてみるか」という方は勿論、海外旅行派もその先達を偲んで足を運んでみるのもよいだろう。

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