留守番する子供に「作り置きカレー」食中毒リスクに要注意
新型コロナウイルス感染拡大のあおりで、トイレットペーパーやティッシュペーパーなど“買い占めパニック”が全国に広がっている。
ある大手スーパー関係者がこう言う。
「最近はニンジンやジャガイモ、そしてカレーのルーがすぐに品薄状態になります。子どもが休校になり、カレーの作り置きをしている家庭が多いんじゃないですかね」
夫婦共働きで毎食用意している余裕がない。とりあえずカレーで急場をしのぎたくなる気持ちは分かるが、管理栄養士の則岡孝子氏は「作り置きは“食中毒”のリスクがあるので、なるべく避けたほうがいいでしょう。だんだんと暖かくなってきているし、冬といってもマンションなどは室温も高い。もちろんカレーだって例外ではありません」と話す。
実際、「ハウス食品グループ本社」の公式ホームページでも〈一晩寝かせたカレー〉には注意を促している。
〈一度しっかり煮込んだから大丈夫と過信すべからず!〉〈夏はもとより冬でも、一晩寝かせたカレーでは、食中毒が起こりやすくなるリスクがある〉というのだ。