新型コロナで生理用品不足も問題なし…快適最新グッズは?
2月末、スーパーやドラッグストアでため息をつく女性の姿が全国で見られた。トイレットペーパー同様、生理用ナプキンが買い占められ、品薄状態になったからだ。
ネット上のデマが原因で供給が止まることはないと早々に明らかになったが、大変な思いをした女性も多いはずだ。
生理用品は災害時、緊急時でも欠かすことができない消耗品のひとつ。防災グッズに入れておくことが呼びかけられているが、「使用量には個人差がある。避難生活や供給されない状態が長期に及ぶ可能性を考えると、十分といえる量を個人が用意するにも限界があるのでは」と指摘するのは、女性の性の健康事情に詳しいライターの三浦ゆえさん。
実際、2016年の熊本地震の際、避難所で、個包装の紙ナプキンが1人につき1個支給されたが、これではとうてい足りない。生理の実態を分かっていない対応に、非難の声が殺到した。
また、たとえ紙ナプキンが十分に行きわたったとしても、ゴミの処理が滞る中、使い捨ての紙ナプキンをきちんと処理し、衛生状態を保てるかという課題もある。