神楽坂淳
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神楽坂淳作家

「うちの旦那が甘ちゃんで」(講談社)、「金四郎の妻ですが」(祥伝社)などの著書がある。

江戸時代は非正規雇用でも食えた 現代とは何が違ったのか

公開日: 更新日:

 コロナ騒動で仕事に行けなくなった人に対しての補償がどうなるのか、まったくわからない。政府は子ども世帯にばかり言及して、非正規雇用やフリーランスに対してケアする気があるのか怪しいものである。

 ところで、「正規雇用」という習慣は実は大正時代あたりからの文化である。腰に弁当をぶら下げて出勤するので「腰弁さん」といわれていた。

 江戸時代においては、農家でなければ、それ以外はほぼ非正規といってもいい。もちろん「丁稚」という形で見習はあったが、丁稚は給金はなし。衣食住の支給だけで休日もないという超ブラックな形態であった。江戸時代は、ブラック企業と非正規雇用のふたつしかなかったといってもいいだろう。

 ただし、江戸時代はとにかく家賃が安かった。基本的に4畳半の長屋ではあるが、月に5000円程度の家賃である。当時の価格でいえば150文から180文。

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