なぜ東京・立川…コロナ疲れを癒やす絶景リゾートの集客力
1室5万円前後という決してリーズナブルではない値段にもかかわらず、リゾート気分を味わいに東京都内から客が集まるホテルがある。それが「SORANO HOTEL(ソラノホテル)」。場所はどこかというと、東京・立川駅から徒歩8分。
立川市は人口約18万人(2019年1月1日現在)、都心から電車で30分ほどの土地だ。JR立川駅は、「特急はちおうじ」「成田エクスプレス」「通勤特快」など全ての電車が止まる大きい駅で、駅前には飲み屋街が広がる。ブロッコリーや東京うどの生産量は都内1位でもある。
立川市に抱くイメージはさまざまだろうが、「リゾート」という感覚を抱いている人は少ないのではないか。
「今まで立川になかったものをつくろう、ということでソラノホテルができました」
こう話すのは、ソラノホテルの広報担当者。その最たるものが、昭和記念公園と富士山を一望できる、最上階のインフィニティープール。インフィニティープールとは、手すりなどの視界を遮るものがなく、目の前の景色とつながっているように思えるプール。水面がプールの縁と同じ高さにあり、ソラノホテルの場合、まるで大空を浮遊しているような感覚が味わえる。