日本で変異株が…ワクチン効きにくいと指摘の南ア型に酷似

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 新型コロナのウイルスが日本でも変異していた――。このニュースにビックリの人もいるだろう。

 慶応大の研究チームが、国立感染症研究所が解析したウイルスを分析。その結果、南アフリカで発生した「E484K」というタイプの変異に近似したウイルスが日本国内で発生した可能性があるという。

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 ウイルスの変異は、コピーミスのようなものだ。人から人へ頻繁に感染するほど、コピーミスも起きやすい。これまで変異株は、英国型や南アフリカ型、ブラジル型など感染者が多い国で発見されてきた。日本国内の感染者は約44万人と諸外国に比べると数字は少ない。それなのになぜ、変異が起きたのか。

 ハーバード大学院卒で医学博士・作家の左門新氏(元WHO専門委員)によると、現下のコロナウイルスは世界中で膨大な数の変異を起こしている。感染者が少ないとはいえ、実は日本でもかなりの数の変異が起きているという。ただし、今回のような重大な“性状”の変化を引き起こしそうな変異が認められたのは初めてだという。性状とは「ウイルスの感染力」や「ワクチンの効果」「重症化」などを示す医学用語だ。

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