変異株が37都道府県に超速拡大!新規感染22都道府県で増加

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 新型コロナウイルス第4波の主流になりそうな変異株。日刊ゲンダイが厚労省や自治体の発表をもとに集計したところ、22日までに37都道府県に広がっていることが分かった。これらの自治体の新規感染者数はほとんどが前週比で増加。やっぱり、感染力の強い変異株が感染拡大に拍車をかけている。

 ◇  ◇  ◇

 厚労省は毎週水曜日、都道府県別の変異株の確認数を発表している。最新は17日発表分で26都道府県399件だ。厚労省の発表はゲノム解析により確定した件数である上に、発表が週1回というのんびりしたペースなので、タイムラグがある。

 22日までに変異株が確認された都道府県を調べると、厚労省発表よりも11増えて37都道府県にも上った。とくに直近は連日、初確認が続いている。福井(18日)、福岡、宮城、高知(19日)、富山(20日)、大分(21日)。22日は愛知で初めて8人の変異株の感染が確認された。

 変異株が確認されていないのは岩手、秋田、山形、鳥取、島根、山口、佐賀、長崎、熊本、宮崎のわずか10県だ。

グーグルの予測では新規感染者が倍増へ

 変異株が確認された都道府県の22日までの1週間平均の新規感染者数を前週(9~15日)と比較したのが〈別表〉だ。22都道府県が増加(1倍超)、6県が下げ止まり(0.95~1倍)だった。

 西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。

「今さら、変異株のスクリーニング検査の実施割合を感染者全体の40%にすると言っていますが、遅すぎます。変異株は全国に拡大していて、早晩、全都道府県で確認されることになるでしょう。しかも、現在行われている変異株の検査は、陽性者の検体を検査する後追いがほとんど。変異株の拡大を防ぐものになっていない。1月の緊急事態宣言の発令時に変異株のスクリーニング検査と、感染者のすみやかな隔離を徹底していれば、変異株の流行は一部の地域にとどめられていた可能性があります。昨年秋以降の英国の大流行をヒントに日本で変異株の流行阻止の体制づくりはできたはずです」

 22日時点のグーグルの感染予測によると、3月20日から28日間の全国の新規感染者数は7万7276人と1日当たり2759人。直近の1週間平均の感染者数は1297人なので「倍増」すると見込んでいる。

 西村経済再生相は22日の参院内閣委で、「GoToトラベル」について「感染拡大している地域と行き来がない」ことなどを条件に再開を検討する考えを示したが、日本中が感染拡大地域になるんじゃないか。変異株の後手対応の責任は重大だ。

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