米国の高校卒業式 先生が靴を履いていない理由に称賛の声
卒業式のガウンと帽子をかぶり、ディプロマ(卒業証書)を手にする青年と、靴を履いていない男性。米国の高校の補助教員がフェイスブックに投稿したその写真と、コトの経緯が大きな称賛を浴びている。
写真は、5月19日に行われたルイジアナ州バトのコンベンションセンターで行われたハンビル・ハイスクールの卒業式でのひとコマだ。
無事に卒業が決まったダベリウス・ピータース君(18=写真右)は、卒業式の服装規定に従って紫の帽子にガウン、白いシャツに黒いタイ、地味な色のズボンという服装で、式場に入ろうとしたが……入り口で女性職員から止められた。
靴底は白い黒のレザースニーカーが「服装規定に反しているので入場を許可できない」という。規定では〈黒っぽいドレスシューズ〉とされていた。
卒業式はもうすぐ始まる。靴屋に行く時間はない……コンベンションセンターの外で頭を抱えていると、補助教員のジョン・バトラーさん(38=同左)がやってきた。学校関係者としてではなく、卒業する娘の父親としてやってきたのだ。