日本で感染続々「デルタ株」に続き南米では「ラムダ株」が!コロナウイルス変異どこまで
世界で新たな変異株がどんどん確認されている新型コロナウイルス。これまでは、中国・武漢型や英国型、インド型などと呼ばれてきたが、WHO(世界保健機関)は国別の呼称は差別を招くとして、ギリシャ文字を使うことを推奨。この分類によると、英国型はアルファ株、南アフリカ型はベータ型……で、従来型(アルファ型)の1.95倍の感染力を持つと言われるインド型はデルタ株になる。
日本国内での感染拡大が懸念されているデルタ株だが、WHOが今後、注目すべき変異株として挙げたのが、南米ペルーやアルゼンチンなどで確認されているラムダ株だ。
「ペルーはワクチン接種数が560万人を超え、直近10週間の感染者数は減少傾向がみられるものの、ベルムデス首相は6月末を期限としていた緊急事態宣言を31日間延長することを発表しました。米ジョンズ・ホプキンス大のまとめでは、ペルーの人口10万あたりの死者数は500人以上で、世界でも最悪レベルにある。南部アレキパ州ではデルタ株の感染者も確認され始めており、同州への空路や陸路は15日間、移動が制限されました」(医療ジャーナリスト)