東京五輪選手「濃厚接触者の特別扱い」でクラスター発生は時間の問題
「最後の砦」が崩れたら感染拡大は防ぎようがない。
6月30日に行われた政府の新型コロナ対策本部と国会議員、厚労・文科部会合同会議で、内閣官房の担当者から仰天発言が飛び出した。7月23日に開幕する東京五輪に出場する選手が新型コロナウイルスに感染した場合の濃厚接触者の扱いについて、こう答えていたからだ。
「本来であれば濃厚接触になれば、検査で陰性でも14日間自宅待機等の制限がかかるのが日本国内のルールです。しかしながら、やはり4年に1度の大会であり、選手が一生懸命努力を重ねてようやく東京大会にこられた方々を、濃厚接触したということで14日間隔離してしまうと、試合に出ることができなくなるという状況もあり、(略)関係者の間で何ができるのか、選手のためにそういったことを調整を行っているところです」
つまり、簡単に言うと濃厚接触者は本来、14日間の隔離が必要なのだが、五輪選手はそうではなく「特別扱いを考えている」というわけだ。
東京五輪におけるコロナ感染対策を記した「プレーブック」では、選手らに対するPCR検査や抗原検査について細かく示され、ルールに違反した場合には、参加資格の剥奪や国外退去の強制措置などが記されている。にもかかわらず、こんな例外を認めたら、すべてが無意味なものになってしまうだろう。