小池都知事が尾身茂会長を“次なる標的”に 「ステイホームなんて必要ない」発言でカチン!

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「ステイホームなんて必要ない」──。新型コロナウイルスの第6波が猛威を振るう中、政府の新型コロナ対策分科会の尾身会長の口から飛び出した発言に世間がザワついている。21日の新規感染者数が9699人に上った東京都の小池知事は「不要不急の外出自粛」を訴えており、「どっちに従えばいいの?」と困惑の声が上がる。すかさず噛みついたのが、計算高い“女帝”。尾身会長を“ロックオン”し、踏み台にする腹のようだ。

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 ◇  ◇  ◇

「人との接触機会の削減、不要不急の都道府県間の移動自粛は、(政府の)基本的対処方針に書かれている。尾身先生はそれを超えたことをおっしゃっているので、そこは国と尾身先生の方で整合性を取って欲しい」

 21日の定例会見で尾身会長の発言について見解を問われた小池知事は不敵な笑みを浮かべ、こう応じた。

「尾身会長の発言は『飲み会OK』と、国民に誤ったメッセージを送ってしまった。全国知事会から批判されて『ご迷惑をおかけした』と謝罪しましたが、明らかに失点です。これに小池知事は〈来た!〉とばかりにほくそ笑んでいるのではないか。敵を仕立てて対立構図をつくり、注目を浴びる手法を好む小池知事にとって、批判を受けると修正する岸田首相はやりづらい相手。攻め手を欠いていた。尾身会長の失言に〈やっと攻撃材料ができた〉とニンマリなのでしょう」(都政関係者)

自分の問題発言は棚上げ

 そもそも、コロナ禍の「ステイホーム」という言い回しは、横文字大好きの小池知事が“生みの親”。初の緊急事態宣言が発令された2020年4月の会見で言い出して以降、やたらと口にしてきた。尾身会長に全否定され、カチンときた部分もあったのだろう。

 21日の会見で小池知事は、尾身会長ら専門家有志による「若者は検査なしでも症状のみで診断可とする」という提言案を巡っても、「確実に検査を受けられる体制が必要だ」とバッサリ。さらに、ワクチン3回目接種や経口薬の準備の遅れについても「トゥーリトル・トゥーレイト」と、岸田政権を皮肉ってみせた。

 ところが、かく言う小池知事も問題発言をやらかしていたのだ。

「13日のモニタリング会議後、小池知事は新型コロナの感染症法上の分類について、結核と同じ『2類相当』から季節性インフルエンザと同じ『5類』への引き下げを検討すべきと発言。『コロナはもう怖くない』という誤解につながりました。小池知事も社会経済を止めて反発を招くのを嫌がっていて、まん延防止等重点措置の適用要請にも及び腰でした。しかし、尾身会長への逆風を見て、今は〈外出するな〉と訴えた方が世論を味方につけられると踏んだのでしょう」(官邸事情通)

 さすがは機を見るに敏な“女帝”だ。今後、都内で感染がさらに拡大したら、「尾身先生があんなこと言うから」と、責任をなすりつけるかもしれない。

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