立岩陽一郎
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立岩陽一郎ジャーナリスト

NPOメディア「InFact」編集長、大阪芸大短期大学部教授。NHKでテヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て現職。日刊ゲンダイ本紙コラムを書籍化した「ファクトチェック・ニッポン 安倍政権の7年8カ月を風化させない真実」発売中。毎日放送「よんチャンTV」、フジテレビ「めざまし8」に出演中。

参院選「ファクトチェック」の主要な担い手は大学生 事実確認の取り組みに期待して

公開日: 更新日:

 小欄のタイトルにもなっているファクトチェックという取り組みを始めたのは2017年。それから5年。少しはこの言葉も浸透してきたかとは思うが、まだ誤解されている面もある。ファクトチェックとは、政治家ら公人の発言やネット上で拡散している情報について事実かどうかを確認する作業だ。こう書けば、「それは理解している」と思う人は多いだろう。

 しかし、実際にファクトチェックをやってもらうと理解が進んでいないことがわかる。まず、事実とは何か? という神学論争を始める人がいる。例えば、「事実を積み上げても真実は見えない」と言われることもある。だから、ファクトチェックなんて無駄な行為だと。

 ファクトチェックとは、発言を裏付ける根拠の有無を確認することだ。根拠があるのか? なければ事実として確認されていないと判定する。また、政治的な立ち位置から離れて判断することも大事だ。実はこれが理解されない。「ファクトチェックは政権監視のために行うべきだ」という意見をよく耳にする。これは間違いだ。ファクトチェックはあくまで事実の確認でしかない。その結果として政権を監視し批判することは可能だ。しかし、政権批判のためにファクトチェックを行うわけではない。もちろん、野党もファクトチェックの対象だ。

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