著者のコラム一覧
藤倉善郎ジャーナリスト

1974年、東京都生まれ。カルト問題を20年以上にわたり取材。2009年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」を創刊し、総裁就任。著書に「『カルト宗教』取材したらこうだった」など。「徹底検証 日本の右傾化」(塚田穂高編著)、「だから知ってほしい『宗教2世』問題」「陰謀論と排外主義~分断社会を読み解く7つの視点~」などの共著も多数。

オウム真理教の“残党”上祐史浩の「ひかりの輪」はいまだ反省なし?

公開日: 更新日:

■地下鉄サリン事件の日に「聖地巡り」旅行

 しかしこの“反省”が、かなり疑わしい。2016年にひかりの輪は上祐と共に2泊3日で福井県方面に旅行する「聖地巡り」を企画した(参加費は宿泊費・温泉代別で3万7000円)。旅行期間中の3月20日は地下鉄サリン事件の発生日。東京・霞ケ関駅には例年、献花台が設けられ、事件の犠牲者への追悼が行われる。そんな日に信者を引き連れて“温泉旅行”だ。

 この旅行を、筆者は世田谷区内の教団本部から車で尾行した。福井の永平寺を訪れた30人弱の信者と上祐は、寺の前でにこやかに記念撮影。お土産屋のまんじゅうを歩き食いしながら寺を後にした。まさに地下鉄サリン事件発生日の3月20日のことだ。

 この様子を公道で取材する筆者に教団幹部が近づいてきてカメラを遮る取材妨害。さらにこう言い放った。

「参加者が『やめないなら訴える』と言っている」

 後日、教団側は「温泉には行っていない」と主張したが、そういう問題ではない。いかにも“ああ言えば上祐”の集団らしい。

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