岸田首相「国連演説」で冷や水浴びる…会場ガラガラ、スピーチも“二番煎じ”で居眠り続出
第2次安倍政権で外相を4年7カ月務めた岸田首相は、安倍元首相とはひと味違った「岸田外交」の展開に意欲満々。国葬に対する反発が日を追うごとに高まり、内閣支持率も急落する中、活路を見いだすべく米ニューヨークへ飛んだ。
3年ぶりに対面形式で行われている国連総会の一般討論演説に勇んで向かったが、案の定、冷や水を浴びせられたようだ。岸田首相は初日の20日(現地時間)、32番目に登壇した。
ガラガラの会場で「ロシアのウクライナ侵略は国連憲章の理念、原則を踏みにじる行為だ」と名指しで批判。台湾への軍事的圧力を強める中国も念頭に「法の支配に基づく国際秩序の徹底のため、力と英知を結集する時だ」と主張し、国連安保理改革の早期実現などを訴えたが、すでに米国やトルコが積極的に動いている。
二番煎じスピーチが眠気を誘ったのか、舟をこぐ人が続出だった。