大岡玲氏が厳選「混沌の2022年の暮れにかけて読むべき10冊」(上)

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①『父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』(ヤニス・バルファキス著/ダイヤモンド社)

 混迷の時代をどう生きるか。何を指針にしたらよいのか。格好の読書案内が「一冊に名著一〇〇冊がギュッと詰まった凄い本」(大岡玲著)だ。

 著者の大岡氏は博覧強記の読書家で知られる芥川賞作家だ。この本では中国の古典からゴルゴ13まで、著者が世の中に怒り、絶望し、ときに疑問を感じ… 

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