開き直り細田衆院議長 旧統一教会との接点説明で“死人に口なし”安倍元首相に責任転嫁の非道

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 あきれるのは2019年に教団の友好団体が主催したイベントに出席し「会の内容を安倍総理にさっそく報告したい」とあいさつしたことへの言い訳だ。「この団体が安倍元首相と近い団体というのは知っていたのでリップサービスとして言った。そのあと安倍氏には報告していない」と釈明。「安倍氏は大昔から関係が深い。こちら(自分)は最近だ」とも主張したというのだ。

 自分が非難される責任は安倍氏にあると言わんばかり。「死人に口なし」をいいことに開き直った態度である。

「安倍氏の名前を出したのは一種のブラフ。安倍氏と教団の癒着追及が再燃するのを恐れ、自民党内も幕引きを急ぐとタカをくくったのでしょう。ただ、韓鶴子総裁も出席した会場でリップサービスとは、教団側がサービスするに値する相手だったと認めたも同然。まさに『語るに落ちる』です。野党も言いっ放しで終わらせず、細田議長がオープンな場で説明するまで、追及を続けるべきです」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

 細田氏も岩戸に隠れた神さまじゃあるまいし、教団と「やましい付き合い」でなければ堂々と表に出て国民に語りかけるべきだ。

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