コロナ対策「5類移行」「マスク不要論」で子どもが危ない!空気清浄機設置校は4割未満
新型コロナウイルス対策が大転換する。政府は27日、新型コロナの感染症法上の位置づけについて、現行の「2類相当」から季節性インフルエンザと同等の「5類」への引き下げを正式に決定。ゴールデンウイーク明けの5月8日に移行予定だ。
先立って開かれた厚労省の感染症部会では、専門家から「後遺症や変異株の問題もあり、他の5類感染症とは違う」などの指摘が続出。こうした懸念をよそに、岸田政権は過去最多の死者数を更新する第8波の検証を待たず、対策緩和をゴリ押し。マスク着用ルールの見直しも前のめりだ。
子どものマスク着用をめぐっては、卒業式に間に合わせるために先行緩和する案が浮上している。あれよあれよという間にマスク不要論が拡大しているが、その前に取り組むべき課題は山積み。
教育現場の空気清浄機の設置ひとつとっても、政府の対応は不十分だ。子どもがウイルスを運び、家庭内感染するケースは枚挙にいとまがない。
■1台15万円の空気清浄機を全教室設置なら123億円