日本でコロナワクチン「年1回」接種が急浮上…米国案に従って大丈夫か、専門家に聞いた
新型コロナウイルスのワクチン接種を年1回とする案が急浮上している。厚労省の専門部会は26日、会合を開き、今後の接種回数や対象者などを議論。米国で年1回の接種が検討中であることなどが報告され、出席者からは「年に1回は接種を受ける人には動機になる。最低限年に1回やろうというのが現実的な路線だ」との意見が出た。
2021年2月にコロナのワクチン接種がスタートし、まもなく2年。ワクチンは接種後時間が経つと効力が落ちるため、多くの国民は追いかけるように追加接種を重ねてきた。3回接種は8500万人、4回接種は5600万人、5回接種は2700万人が完了している。
追加接種の遅れについて岸田政権が批判されたこともあった。ワクチンの接種間隔「8カ月」に固執し、第6波の死者多数につながった件だ。
ところが一転、「年1回」にして大丈夫なのだろうか──。米食品医薬品局(FDA)は23日、ワクチン接種についての素案を発表。大半の人は年1回とし、高齢者や免疫不全の人などは2回の接種とする提案を示した。