スイスの雪山で男性遭難…雪上の腕が一瞬、照らされて…奇跡の救出!
英メディアが最近、奇跡の救出劇を報じて話題になっている。
2月8日午後5時40分ごろ、スイスの雪山でバックカントリースキーを楽しんでいた若い男性(氏名非公開)が雪崩に巻き込まれた。男性は片腕と頭だけが雪の上に出た状態で身動きが取れなくなった。
男性の家族から通報があり、スイスの民間交通・救助会社「エア・グレイシャーズSA」がヘリを現場に飛ばして捜索活動を行った。現場はすでに夜になり、サーチライトで雪山を照らしながらの作業となった。
雪崩が起きた現場で目を凝らしていた瞬間、雪の上で左右に振られる腕に気がついた。写真(同社のフェイスブックから)はヘリに搭乗していた救急隊員マシュー・ランバートさんが、上空から撮影した動画のひとコマ。写真中央に小さく見える黒い筋のようなものが男性の腕だ。
男性は雪の中から救急隊に掘り起こされ、約30メートル上空でホバリングするヘリに引き上げられ、病院に搬送された。男性は軽傷で、回復しつつあるそうだ。
それにしても闇の中でサーチライトが一瞬、照らし出した腕を見逃さなかった捜索隊はお手柄だ。まさに奇跡の救出!