人権問題と環境分野でG6から日本にダメ出し!対立鮮明…サミット議長国が孤立深める矛盾

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 16日、韓国の尹錫悦大統領が初来日。韓国大統領の訪日は4年ぶりだ。官邸での首脳会談を終えると、岸田首相は銀座で「すき焼き」から「オムライス」を“はしご”して歓待した。

 10年以上も途絶えていた両首脳の「シャトル外交」再開を決めるなど、岸田首相は戦後最悪と言われる日韓関係の修復を急ピッチで進める意向だが、今回の日韓首脳会談は5月に行われるG7広島サミットへの地ならしだ。

「両国関係が冷え込む大きな原因になった徴用工問題で、韓国政府が解決策を発表したことを日本側が評価し、関係改善に向けて動き出したという体裁になっていますが、実態は米国の強い要請に基づくものです。対中国、対北朝鮮の戦略上、日米韓3カ国の連携強化を望む米国が関係改善を求めた。岸田総理の晴れ舞台となるサミットの成功には米国の強い支持が欠かせないため、日韓関係の改善も米国の意向に沿ったシナリオです」(外務省関係者)

 岸田首相にとっては、議長国として臨むG7広島サミットを“レガシー”にすることがすべての行動原理になっているのだが、その熱意とは裏腹に、日本はいまG7内で孤立を深めつつある。

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