「モナリザ」の背景の橋を特定!「ロミート・ディ・ラテリーナ橋」こそ「モナリザ橋」

公開日: 更新日:

 レオナルド・ダビンチの歴史的名画「モナリザ」では、女性モデルの左肩の背景に4つのアーチを持つ橋が描かれている。この橋が最近、専門家によって特定され、話題だ。

 これまで謎だった橋を特定したのは、歴史家のシルバノ・ビンチェティ氏。現在は大部分が崩れ落ちて廃橋となっている、トスカーナ州ラテリーナの「ロミート・ディ・ラテリーナ橋」こそ「モナリザ橋」だという。

 ダビンチがモナリザを描いたのは16世紀初頭、枢機卿チェーザレ・ボルジアとフィレンツェ共和国の政治家ピエロ・ソデリーニの下で仕事をしていた頃だ。2人はアルノ川の近くに住んでいたことから、モナリザの背景はアルノ川周辺と推定されていた。

 これまでいくつかの橋が候補に挙がっていたが、いずれも橋を構成するアーチの数が違っていた。

 ビンチェティ氏はドローンで撮影した写真を基に、ラテリーナの川の両岸の距離と、ロミート・ディ・ラテリーナ橋に残存するひとつのアーチの大きさを測定した結果、この橋に4つのアーチがあったと数学的に割り出し、この橋こそ「モナリザ橋」だと特定した。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状