M7級の巨大地震が“地盤ユルユル”大阪万博を直撃懸念…太平洋プレート活発化の不気味

公開日: 更新日:

「とうとう来たか」──。早朝の大きな揺れにそう思った人もいたのではないか。11日、千葉県南部を襲った地震(M5.2)は、木更津市で震度5強を観測。東京都心を含む広い範囲で揺れた。震源が内陸の場合、M5程度の地震でも揺れは激しい。

 実は、この地震の約3時間前、南太平洋トンガ北部ニウアトプタプ島沖でM7.6の大きな地震があった。「千葉の地震とは無関係ではない」と言うのは立命館大環太平洋文明研究センター特任教授の高橋学氏だ。こう続けた。

「千葉とトンガ沖の2つの地震は共に太平洋プレートが動いたことによるものです。千葉の地震は太平洋プレートがフィリピン海プレートを押したのが原因。先日の能登半島の地震も、北陸周辺で交じり合う北米プレートとユーラシアプレートに、太平洋プレートが圧力をかけて起きています。ここ数年、太平洋プレートは非常に活発になっており、世界各地を揺らしています」

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ