インフルエンザ季節外れ全国大流行のナゼ…5月でも学級閉鎖続出の異常事態

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 インフルエンザの流行が収まらない。例年12月から3月にかけて猛威を振るうが、今年は5月になっても集団感染が続出。インフル患者の定点報告数は、流行開始の目安である1を超える1.36人(今月8~14日)。全国で学級閉鎖が相次いでいる。

 新潟県は25日、定点当たり報告数が全県で5.92(今月15~21日)に上り、前週の5.64から増加したと発表。学校や児童福祉施設で集団感染が報告されているとして、注意を呼びかけた。

 インフル流行は全国規模だ。今月19日には岩手県釜石市内の小学校で8人が感染し、学級閉鎖。すでに5月だというのに、大分県の私立高校で全校生徒1985人中497人が感染。宮崎市内の高校では生徒と教職員を含む計491人が感染し、臨時休校に追い込まれた。

 厚労省の〈インフルエンザ様疾患発生報告〉によれば、全国で学級閉鎖した学校数は8~14日の1週間で51校。新型コロナ禍前の2018年が8校(5月7~13日)、19年が2校(5月6~12日)だったことを踏まえれば、いまの流行がいかに異常かよく分かる。

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