昔見た見せ物小屋の雰囲気を思い出したライブステージ

公開日: 更新日:

野毛(横浜)③

 知らない町に行って酒が飲みたくなったとき、どんな店を選ぶかで、飲み手の酒飲み偏差値が分かる。昔、何も情報がないときは焼き鳥屋を探せ、と先達に教わったことがある。その先達は若いころ世界中をバックパックで放浪していた。腹が減ったときはチキンを食えば間違いない、という。べラボーにまずい唐揚げはないし、腹が減っていればどんな唐揚げだってうまい。しかも鶏肉は安い。だから店が決まらないときは焼き鳥屋に限るというわけである。

「もつしげ」の絶品塩煮込み

 野毛はそんな焼き鳥密度が高い。焼き鳥ばかりではなく、もつ焼きも豊富だ。昔、もつ焼き屋に女子を連れていくと珍しがられて男の株が上がったものである。単に安かったから連れて行っただけなのだが。

「これは何?」「ハツ、心臓だよ」「おいし~」。今では立場が逆だ。女子が男を引っ張ってもつ焼き屋に入っていく。そんなカップルが多いのが本日1軒目の「もつしげ」。一押しは塩煮込み(650円)。大根などの野菜は一切入らず、薬味のネギと牛モツのみ。きっと何度も何度も煮こぼしたであろう透明に近いすっきりとしたスープが絶品だ。この煮込みなら夜中に食べても女子たちにもOKだろう。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    政府のマイナ保険証強行に反旗! 原告団事務局長が明かす「対応義務化訴訟」に踏み切った医療現場の実態

  5. 5

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  1. 6

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁

  2. 7

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  3. 8

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 9

    “異例の成績”報道の悠仁さまに東大の「共通テスト重視」が与える影響は?

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も