昔見た見せ物小屋の雰囲気を思い出したライブステージ

公開日: 更新日:

大道芸イベントは昭和61年から開催

 大道芸イベントが野毛の町おこしのために開催されたのは昭和61年だった。そのころから徐々に野毛が注目され始めた。JRの線路の向こうではみなとみらいの大規模開発が進んでいる。その対比も面白かった。野毛大道芸の仕掛け人はIKUO三橋さん。彼のお店が今日の2軒目「Cabaret Caféうっふ」。アタシが初めて訪れたのはポールダンスのパフォーマンスの夜。偶然通りかかって怖いもの見たさで緑色の大きなドアを開けたら上の方からポールにつかまりあられもない姿の女性ダンサーが回転しながら落下してくるところだった。今日は懐かしいバンドネオンの生ライブ。それほど広くない店内に雑然と置かれた椅子に座り、メーカーズマークのロックを注文(1000円)。ピアノソロの曲でバーボンをぐびり。パフォーマーたちのギャラはまさに大道芸よろしく投げ銭である。

 この店で行われる芸は多岐にわたっている。ダンスや歌だけではなく、楽器などは津軽三味線からバンドネオンまで、それこそ音が出るものすべてが揃っている感じ。ふと、子供のころ親父に連れて行ってもらった赤坂ミカドで見た世界びっくりアワーを思い出した。昭和の時代のパフォーマンスは見せ物小屋っぽかった。今この店に来ているのはミカドという店があったことすら知らない世代だろう。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か