大阪万博チケットを巡るキナ臭い動き…販売数の実績は「非公表」って本当ですか?

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機運醸成に水を差されたくない

 万博にとって機運醸成こそが死活問題。しかし、産経新聞グループのマーケティング会社「産経リサーチ&データ」がきのう公表した大阪万博に関する意識調査によると、万博に「ぜひ行きたい」「できれば行きたい」との回答が計31.2%。今年5月の前回調査に比べ、22.5ポイントも急落した。

 こんな調子だから、少しでも機運醸成に水を差さないために、万博協会がチケット販売の実績を公表したがらないとしても不思議ではない。しかし、多額の税金がつぎ込まれる以上、公表するのが筋だ。

 万博協会にチケットの販売実績を公表するのかどうか問い合わせると、「販売開始から1日~1週間などの短い期間での速報値を出す想定はしていない」(広報担当)と回答。まったく公表しないつもりはないとしつつ、「比較的大きな会見の場で公表するつもりだが、具体的な時期は検討中」(同)と濁した。

 日本維新の会の馬場代表は、29日の党役員会で、「(報道が)万博のお金がどんどん増えているかのような印象操作をしている」と逆ギレしていた。万博開催に透明性があれば、痛くない腹を探られることもない。

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