著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

(30)テレビの寿命「6万時間説」は昔の話? 液晶パネルが信じられないほどタフな理由

公開日: 更新日:

 今、多くの人は液晶テレビでテレビ放送などを楽しんでいることでしょう。

 テレビをより楽しく見るにはなるべく画面が大きなことが大事。「テレビは高画質」といわれた時代もありますが、楽しさは大きさです。特に映画が好きな人は大画面。1インチ=1万円とされていた時代もありますが、それは30年前の話。今では50V型でも安ければ数万円で手に入ります。

 しかし、安物買いはおすすめしません。というのは、液晶テレビという家電は、とてつもなく長い間、使えるからです。

 家電は一番弱いところが壊れます。その壊れるところが修理のきかないパーツの場合、買い替えとなります。液晶テレビは、大きく3つのパーツから構成されています。1つは「液晶」。2つ目は「バックライト」。そして3つ目は「制御部」、つまりコントロール回路&チューナーです。

 このうち、液晶はほぼ壊れません。液晶はクルマに搭載するため、クルマの要望する環境である85度以上での長寿命に果敢に挑戦してきたからです。液晶の耐熱限界は80度といわれていますが、夏場の放置されたクルマの中の温度は際限なく上がります。私の記憶している最高温度は、米国デスバレーで、ダッシュボード部が記録した105度前後。「熱い」なんてものじゃないですね。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ