グループホーム管理人はメチャクチャ楽、使える時間がたっぷりだが…大変なのは私的な相談

公開日: 更新日:

 仕事は午後4時から翌朝10時までの18時間。報酬が1万5000円と高額なのは拘束時間が長いからだ。単純計算で時給833円となる。

 管理人は午後6時までに食事を作り、利用者に料理をふるまう。食事時間は午後8時まで。その後の時間は自由に使い、翌朝4時に起きて朝食を作る。利用者が食べ終わったら片付けをし、10時に仕事が終了。面接を受けた部屋にテーブルがあり、ここが“食堂”だ。

「食材は協同組合が運んでくれます。料理は曜日ごとのレシピに従って作っていただければけっこう。寮母とはいえ、おふくろの味を工夫する必要はありません」

 食事の世話が終わるとあとは何をしてもかまわない。食堂にはWi-Fiもあるのでパソコンも利用可。プリンターも使える。管理人が眠るための簡易ベッドも置かれている。

「仕事としてはめちゃくちゃラク。そのため募集をかけるとけっこう応募をいただきます。余った時間を小説の執筆や絵画、ウェブデザインなどアート系の趣味に使っている人が多いようです」

 ただし注意点もある。深夜に利用者が「アパートの周辺の騒音がうるさい」「隣の部屋の物音で眠れない」と相談してくることも。その場合は寝床から起き出してトラブルに対処しなければならない。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  2. 2

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  3. 3

    東京・荒川河川敷で天然ウナギがまさかの“爆釣”! 気になるそのお味は…?

  4. 4

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  5. 5

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  1. 6

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  2. 7

    「イネカネムシ」大量発生のナゼ…絶滅寸前から一転、今年も増加傾向でコメの安定生産に黄信号

  3. 8

    「関東大震災」「阪神大震災」「東日本大震災」発生時のジンクスにネットがザワめく複雑理由

  4. 9

    参院選もデマ情報が飛び交った…SNSの誹謗中傷「発信者情報」を1000円で開示する方法

  5. 10

    コメ増産の切り札として注目「再生二期作」の理想と現実…土地がやせ細るネガティブ要素も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  3. 3

    上野樹里“ガン無視動画”にネット騒然! 夫・和田唱との笑顔ツーショットの裏のリアルな夫婦仲

  4. 4

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  5. 5

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  1. 6

    松本潤&井上真央の"ワイプ共演"が話題…結婚説と破局説が20年燻り続けた背景と後輩カップルたち

  2. 7

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  3. 8

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  4. 9

    松本潤「19番目のカルテ」の評価で浮き彫りに…「嵐」解散後のビミョーすぎる立ち位置

  5. 10

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ