歌手・小山雄大さん「きんぴらごぼう」の思い出「女手一つで育てられ山ほど食べた」

公開日: 更新日:

正月にきんぴらとうま煮を詰めて母が上京

 一番好きな食べ物は小さい頃からずっと「きんぴらごぼう」です。母親の料理ですが、おばあちゃんの味でもあるんです。

 とくに年末年始は母親がたくさん作ってくれます。うちのきんぴらはごくシンプル。ごぼうとニンジンを細長く切ったものをゴマ油で炒めて、甘辛く味付けするだけ。子供で辛いのがダメだからタカの爪は入れないで、ゴマなんかもかけません。それをひたすら、それこそ山ほど食べていた記憶があります。

 お正月はお節もあるけど、母親が作るうま煮が好きです。

 東京と違って鶏肉ではなくて豚肉が入っていて、野菜類はレンコン、タケノコ、ナルト、ごぼう、サトイモ、シイタケ、コンニャクかな。

 お正月以外だと、豚汁をよく作ってもらいました。朝は味噌汁よりも豚汁の方がテンションが上がるんですよ。豚肉、ニンジン、ごぼう、シラタキ、大根、それから北海道のタマネギ、ジャガイモが入って、最高ですよ。

 今年のお正月、母親が東京に出てきた時は、きんぴらごぼうとうま煮を大きいタッパーに入れて持ってきてくれました。東京に居る間に豚汁も作ってくれて、毎日、うれしかったですね。

 これからは一生懸命頑張って、ヒットしたら母親を東京に呼んで親孝行したい。それが僕の今の夢です。

(聞き手=浦上優)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ