【多け乃】(東京・築地)キンキの煮付けはランチサイズで約30センチ

公開日: 更新日:

 品書きがズラリと並ぶ食堂は、どれにしようかと心が躍る。常連サンの要望にこたえてきた証しで、どのメニューもハズレがない。メシと一緒に食べるもよし、酒の肴でつまむもよし。そんな絶品食堂を紹介する。

 東京・築地場外の路地裏にある新鮮な魚介の料理が自慢の老舗だ。3代目店主の曾野田啓祐さんによれば、創業は1940年。戦前は海軍経理学校の学生向けの甘味処だったが、戦後に魚河岸で働く人たちのために食堂に転身したという。

 店の壁には、メニューの短冊がところ狭しと貼られている。そのほとんどが魚料理で、値段は書かれていない。その時々の仕入れ値でなるべく安く提供したいからだ。とはいえ数が多過ぎて戸惑っていると啓祐さんがおすすめを教えてくれた。

「ウチの看板メニューはカワハギの刺し身。夏の2カ月を除けば年中提供しているよ。新鮮だから、ぜひ肝醤油で食べてみてほしい」

 もうひとつの名物が煮魚だ。

「中でも人気はキンメとキンキ。少し値は張るけど、ノドグロも絶品だよ」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意