【大統領】(大阪・泉佐野)頑張る2代目に訪れたハッピーな知らせ

公開日: 更新日:

店は妻と2人で切り盛り

 大統領の味、初代の味を守り抜くこと。苦境に立たされて目指したのは、この一点だった。

 屋台の裏にテーブルが3つ置かれている。いまは屋台が目印の常設店で、昼時は地元の常連客を中心に満席となる。鶏ガラと豚ガラで出汁を取り、自家製チャーシューの煮汁と薄口醤油で味を調えたラーメン(580円)は透明感があってアッサリ。ちくわ、すじ、こんにゃくなど9種類のおでん(1本80円)もラーメンとの相性がいいと人気だ。

 店は妻と2人で切り盛りする。数年前に心筋梗塞を患い無理はできなくなったが、最近、ハッピーな知らせが届いた。

「40歳前の甥っ子が店を継いでくれることになってね。少なくとも20年は安泰でしょ」

 うれしそうに口笛を吹く初代のチャルメラの音色が聞こえてきた。

(住)大阪府泉佐野市若宮町7-1
(営)12~22時/日休

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」