訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

公開日: 更新日:

 ではなぜアテが外れたのか。

「プロモーション期間が短かったのと、ターゲットとなる富裕者層に届かなかった。ガチガチのスケジュールではなく、もっと柔軟性をもたせるべきでした。『日本的な宿がいい』といった意見もありました。富裕層は自由に動きたいでしょうから、固まったパッケージを押し付けてしまったのかもしれません。国の事業ということで新しいコンテンツをつくるのが条件だったためで、こうなってしまった。ヘリコプターや登録有形文化財を活用するノウハウができたので、今後は旅行会社にアドバイスするなどして、オーダーメード式のオプショナルツアーを展開できるようサポートしていきたい」(前出の担当者)

 国内の高級外資系ホテルなら、1泊300万円以上のスイートルームなんてザラにある。思い入れが強すぎた分、目玉をてんこ盛りにし過ぎ、かえって敬遠されてしまったようだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態