紀州の梅がカメムシにやられた! 恐怖の大量発生でついに農作物に被害

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 夏に向けて、カメムシも徐々に人里から姿を消すという。

「果樹カメムシは本来、スギやヒノキの球果が好物。これから夏に向けて球果がつき始めるので、カメムシは野山に戻り、我々の前に姿を見せなくなります」(植物防疫課)

 しかし、安心できるのも夏が終わるまで。秋にはまたカメムシが人里に戻ってくるという。

「秋になると食べ物のスギ、ヒノキの球果がなくなるので、カメムシは野山から出てきて人里に姿を現します。もともと果実類は好きな食べ物ではないのですが、食べるものがなくお腹がすいているので、手あたり次第に汁を吸い、農作物に被害を広げます。カメムシの繁殖は単純で、エサがあり、気温が高いと、倍々ゲームでどこまでも増えていきます。今年は猛暑が予想され繁殖には適した環境になりそうですし、地域によらず、条件さえ揃えばカメムシはどこでも大繁殖する可能性がある。秋になり人里に戻ってくる頃に、どこで大量発生しているのか。一概に予測することはできません」(植物防疫課)

 次に大量発生するのはアナタの町かも……。

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