史上最大のステゴザウルスの化石が競売に 予想落札価格は最大で9億3000万円!

公開日: 更新日:

 トゲトゲの背板とスパイク付きの尻尾が特徴的な草食恐竜「ステゴサウルス」。これまで発見された中では最大、最も完全な状態の化石が近くオークションにかけられる。予想落札価格は何と400万~600万ドル(約6億2000万~9億3000万円)と高額で、注目を集めている。

 発見したのは、化石ハンターのジェイソン・クーパーさん。米コロラド州ダイナソーに40万平方メートルの広大な土地を購入し、そこに住んでいる。ジュラ紀のモリソン層という恐竜の化石の宝庫のような地層だ。

 2022年5月、45歳の誕生日にジェイソンさんは友人と敷地内を散歩している時に、岩壁から突き出ているステゴサウルスの大腿骨を見つけた。本格的に発掘した結果、骨格全体の70%ほどが極めて良好な状態で出てきた。

 体高は3.5メートル、頭から尾の先までの全長は8.2メートルで史上最大!

 近くニューヨークのオークションハウス「サザビーズ」で競売にかけられる。果たしてハンマープライスはいくらになるか……。

 ところでこの競売、学術的な立場からは批判も出ている。個人のコレクターの所有になって非公開になったら、せっかくの最高の研究資料に研究者がアクセスできなくなり、一般の人々も見ることができなくなる可能性があるからだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  3. 3

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁

  4. 4

    政府のマイナ保険証強行に反旗! 原告団事務局長が明かす「対応義務化訴訟」に踏み切った医療現場の実態

  5. 5

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  1. 6

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  2. 7

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  3. 8

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  4. 9

    斎藤元彦知事は“無双”から絶体絶命に…公選法違反疑惑で刑事告発した上脇教授と郷原弁護士に聞いた

  5. 10

    “異例の成績”報道の悠仁さまに東大の「共通テスト重視」が与える影響は?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁