著者のコラム一覧
金森たかこマナー講師

大阪府出身。ビジネスマナー講師として、企業や行政機関などで講演・研修・コンサルを行う。フリーアナウンサーとしても活躍。

仕事の場で「ご理解いただけましたか」と言ってはいけない…正しくは?

公開日: 更新日:

 このような場合は「教える」を、「説明する」「伝える」に変えると誰に対して使っても問題ない配慮ある表現になります。

「私がお教えいたします」→「私がご説明いたします」「私がお伝えいたします」

 同じように、「ご理解いただけましたか」や「おわかりになりますか」という表現も、言われた方は、自分の理解力を問われているように感じて不快に思うかもしれません。このようなときは、相手が理解できたかどうかを問うのではなく、内容はわかりにくくなかったか、不明点はなかったかなど、自分の説明の仕方に焦点をあてた問いかけにするといいでしょう。

「ご理解いただけましたか」「おわかりになりますか」→「ご不明な点はございませんでしょうか」「何かご質問はありませんか」

▼「ご苦労さま」と「お疲れさま」

「ご苦労さま」は、部下ら目下の人にかけるねぎらいの言葉です。そのため、目上の人に対して使うのは望ましくありません。一方で「お疲れさま」というのもねぎらいの言葉ではありますが、上司や目上の人が外回りから戻ってきたときなどに「お疲れさまでした」「お疲れさまでございました」と声をかけるのは問題ないとされています。

▼「お世話さまです」 

 宅配便の配達員ら出入りの業者の人に対して「お世話さまです」と言うのは問題ありませんが、目上の人や社外の人には「お世話になっております」が適切です。

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